いよいよはじまりました、アテネ五輪。試合数の関係で開幕式前のスタートとなったサッカーは11日、女子日本代表「なでしこジャパン」が、昨年W杯準優勝の強豪スウェーデン相手にFW荒川がゴールを決めて、1-0の金星スタート。
試合はスウェーデンの中心選手、FWユングベリ、FWスベンソン、MFムルストロムを連携で巧みに抑え、「仕事」をさせなかったことが勝因だと思います。トップ下に入った澤が数度の決定機を外すということもありましたが、1点をしっかり守っての勝利です。
ひとつ問題点を上げるとすれば、左サイドのMF小林に代わって入った安藤がまったく機能せず、数十分で柳田に代わられたこと。安藤はもともとはトップ下の選手ですから、サイドでの仕事があまりうまくいかなかったか、同じく途中出場で入ってきたスウェーデンの右サイドに押されっぱなし、という場面がありました。これは本人も認めていますが、上田監督の明らかな采配ミスだったかと思います。
とはいえ、なんにせよ勝ちは勝ち。試合自体も悪くかなったですから、次のナイジェリア戦も勝って決勝トーナメント進出してほしいところです。
翌日12日に行われた男子も勢いに乗って……と思ったのですが、初戦パラグアイ戦は3-4の黒星発進となりました。こちらは結果以上に差のある内容でしたね。よく1点差で終わったものです。
問題点はなんでしょう。多すぎのような気もしますが、まずは選手が「硬かった」ことでしょう。試合後、阿部なんかも話していますが、緊張からか明らかに選手の動きが悪かった。とくに試合の流れを決定づけられた開始早々(5分)の失点、那須らしからぬ「馬鹿な」ミスにより、FWヒメネスのゴールに結びつけられしまいました。2失点目はゴール前での相手FKがFWカルドソに当たって入るという不運な部分もありますが、3失点目、またも那須がヒメネスに体を入れ替えられクリアできず、ここからシュート気味のクロス(おそらくシュートミスでしょうが)を上げられカルドソが2ゴール目。そして、今度は阿部がスライディングをかわされて(とはいえ、ほとんどミスに近いタイミング)4失点目。2点目以外はすべて、単純なミスが原因でした。見ていて「やれやれ」な気分です。
一方、日本のゴールは、PA内高松へのファウルにより小野がPKで1点目。2点目も高松へのファウルによるPKですが、こちらは審判に「もらった」ような微妙な判定でした。このPKを小野が決めて2点目。そして後半、途中出場の田中からのセンタリングを大久保が決めて3点目。ゴールらしいゴールはこれだけです。今後、得失点差が関係してくるとき、この3得点に意味が出てくるかもしれません。
日本は予想通りオーバーエイジ(OA)小野をトップ下に入れた、FW高松、大久保、MF小野、今野、阿部、森崎、徳永、DF那須、闘莉王、茂庭、GK曽ヶ端という布陣で臨みましたが、前半は小野が全く機能しませんでした。もう一人のOA曽ヶ端も好セーブを見せたシーンもありますが、全体としては緊張しているのがありありとわかる有様で、安定感あるとは言い難い状況。2ゴールを上げたパラグアイのOAカルドソと比べるとかなり差がありました。これでは戦力となっている、とは言い難い状況です(小野は同じく2点をPKで上げていますが、そんなことよりもっとしてほしいことがあります)。
さらに前半は森崎、那須の左サイドをヒメネスに徹底的につかれまくり、これが失点の遠因となりました。
後半になって那須に代えてMF松井をトップ下に投入。小野をボランチに下げ、阿部を右DF、茂庭を左DFにしたことでようやくチームとして機能しはじめましたが、なぜ前半早い段階で、明らかに封じ込まれていた小野のポジションを下げなかったのか、ぼろぼろだった左サイドを代えなかったのか、山本采配にやや疑問を感じます。
その後、森崎を下げてFW田中を投入、高松に代えて平山を投入して3トップ(FW平山、大久保、田中、MF松井、小野、今野、徳永、DF茂庭、闘莉王、阿部、GK曽ヶ端)にしましたが、大久保の1ゴールのみ。平山も決定機でのヘディングがGK正面にいってしまい、日本は痛い黒星スタートとなりました。
この敗戦で男子は、いきなり決勝トーナメント進出に黄信号がともってしまいました……。次の相手はイタリア。ガーナ相手に2点先制されるも追いつくねばり強さを見せ、もちろん選手の能力はトップクラスです。引き分けでは厳しい日本は、勝つためにどうするのでしょう? 今日の後半のシステムは機能したようにも思うので、これでいきそうな雰囲気もありますが、絶対に勝たなければいけない日本。「超攻撃的」な布陣で臨むという可能性もあるのか? 注目です。
ところで男子サッカーの開幕戦ギリシャ対韓国。韓国が20から追いつかれるという接戦でしたが、昨日の日本戦とは明らかに「気合」が違っていたと思うのは私だけ? チームのスタイル、相手も違うので一概に比較できませんが、ギリシャ、韓国ともにスピード感、迫力ある試合だったと思います。プレーに「気持ちが感じられる」という言葉がしっくり来たのですが、いかがでしたでしょう? それに引き替え、昨日の試合はどこか「ダラダラ」しているように見受けました。日本、バックパスばっかりでしたしね。しかも、そのバックパスも余裕で、ではなく、下手すれば取られそうな危ういモノ。どうにかならないのでしょうか?
※長々と失礼しました……
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